2012年9月30日日曜日

柏木麻希『街に溶け込むアート展』

 
JR岐阜駅から柳ケ瀬にかけての神田町通りには、全長2km、高さ6mという、
日本最大級のアーケードがあります。
1996年、このアーケードの完成を記念して行われたイベントが、
日本初の作品展、「フラッグアート展」です。
翌年からは、全国公募展になり、今年で16回目を迎えます。

「フラッグアートって?」
と思われる方も多いかもしれませんね。

長さ3m、幅1.8mの大きな布に、
アートを、ギュッと詰め込んで、
旗のように、アーケードに吊るして飾られるのが、
「フラッグアート」です。
 
まず、応募されたデザイン画の中から、一次審査が行われます。
毎年、たくさんの応募があるそうなんですが、
今年も、南は九州から、北は北海道まで、
日本全国から、200作品あまりが寄せられたんですって。

その中から、一次審査を通過した63作品が、
フラッグとして完成され、
10月1日から、アーケードに飾られます。

そして、10月6日に、アーケードに飾られた状態で、
審査員による最終審査が行われます。

アーケードに飾られた状態で審査するというこ
つまり、
作品が、岐阜の街にいかに溶け込んでいるかが、
ポイントになってくるんです。
 
また審査の際には、審査員が1品1品制作者の前で、審査講評していくんですが、
その時に制作者は、自分の作品を審査員に直接アピールすることができるそうです。
 
面白い審査方法ですよね。

それから、この作品展の審査委員長は、
岐阜が誇るアーティスト、東京芸術大学教授の、日比野克彦さんです!

日比野さんに、直接講評してもらえるということで、
応募される方もたくさんいらっしゃるそうですよ。

フラッグアート作品は、10月1日から31日まで、
全長2kmの神田町のアーケードに飾られます。

それと、今年は、岐阜での国体開催の年なので、
フラッグアートでも国体を盛り上げようと、
スペシャルな催しが行われています!

今までの最優秀賞を受賞された方々に、
国体のテーマを念頭においた自由な発想で、
新たに制作して頂いた作品が、
岐阜の玄関口の一つ、JR岐阜駅の北口側(信長広場がある方の入口)の、
サンデッキの屋根下に飾られているんです。


フラッグアート展、歴代の最優秀賞受賞者の皆さんの作品を、
一度に楽しむことができるこの特別展示は、
105日までとなっていますので、お早めにお越しください。

私は、この作品が好き(#^.^#)
この作品は、作者の方の近所のカラスの生活や、カラスをとりまくドラマを表しているんですって。

絵の中のカラスや木が、風に揺られて、
今にも動き出しそうなんですよ。
私は何だか楽しくなって、しばらくこのフラッグに見とれていました。

 
 
 
 
街に溶け込むアート作品。
是非、岐阜の街と一緒に楽しんでみてください。


                       これも、フラッグアート!  →